以前までの更新では、杖全体の改善に執着しすぎたあまりに3Dプリンタでは実現可能な範囲を超えたことまで考えてしまったので、一度考え直した末に持ち手が一番個人差が出る部分であるので、汎用品にも使用可能なグリップカバーを製作することにした。
webで「杖・グリップカバー」と検索するとゴムやシリコン素材でできており持ち手に被せて使用する商品が多々存在しているが、汎用品でありどれもデザイン性に欠けている物ばかりであった。
そこで、利用者が使いやすく且つデザイン性に富んだものを3Dプリンタで製作しようという考えに至った。
要介護認定・要支援認定を受けた方が、介護保険で福祉容認をレンタル・購入する事ができる。
介護を受けるにあたって、介護サービス計画(ケアプラン)をあらかじめ作成してあるのでそれに基づいて必要とされる福祉用具が貸与(一部購入)される。
=標準的な既製品の中から選択される。
貸与の対象種目は、杖をはじめ車椅子・特殊寝台・体位変換器などの大型で値段の張る商品が貸与品として挙げられる。
また、購入の対象種目は、腰掛便座や・特殊尿器・入浴介助用具などの生理的用途に使用されるもので再利用できない商品が購入品として挙げられる。
これらを利用する際に、要介護度ごとに定められている毎月の利用限度額とは別に、毎年度10万円を上限枠として1〜3割の負担で特定福祉用具を購入する事ができる。
10万円を超えてしまった場合には、超過分は全額自己負担になってしまう。
また、介護保険を使用して購入する場合には、 指定事業者から購入しなければいけない決まりがある。
※「厚生相談所等により障害者の身体状況等に合わせて、個別に製作することが必要と判断されれば、補助具として給付される」とあるので、既製品を使用している人に焦点をおいてグリップカバーを製作してゆこうと思う。
1.汚れ・傷の防止
2.グリップ力の向上
3.利用者にあったグリップ
4.自分のと瞬時にわかるようなデザインやイニシャルの導入
上記に加え今後のインタビューも踏まえながら、製作を行ってゆく
厚生労働省 介護保険と福祉用具 (参照日2021/08/04)
https://www.mhlw.go.jp/topics/kaigo/osirase/dl/yougu.pdf